統合失調症 闘病記

統合失調症5年目の私が、さまざまな悩みや乗り越えるコツなどをお届けします

統合失調症とは?原因や症状、治療法まとめ

統合失調症を理解しよう

統合失調症とは

統合失調症とは、原因不明の脳の異変により、自分の考えや行動をまとめること(=統合)ができなくなる(=失調)病気です。

統合失調症にかかり混乱している人

統合失調症を発症すると、幻聴や妄想、また無気力や疲れやすさなど、さまざまな症状が出てきます。

統合失調症の幻聴

症状には個人差があり、ひとりひとりが違う悩みを抱えています。

統合失調症の原因、メカニズム

さまざまな研究が行われていますが、詳しいメカニズムはまだ解明されていません。統合失調症の人の脳内では「ドーパミン」という物質に異常が起きていたり、脳の特定の部分がわずかに萎縮していたりなど、いくつかの現象が確認されています。しかし、根本的な原因はまだ分かっていないのです。

残念ながら、統合失調症の発症には、遺伝の影響があるとされています。ですが一方で、ストレスの大きさなど環境の影響も関与していると言われています。統合失調症は、先天的な要因が大きい病気ですが、同時に、私たちの病気に向き合う後天的な努力により改善の余地があるという病気でもあります。

統合失調症の症状

統合失調症の症状は、

  • 陽性症状
  • 陰性症状
  • 認知機能障害

の3つの症状に分けられます。

陽性症状

実際にはないものを知覚してしまう症状で、幻聴や妄想などがあります。

陰性症状

本来あるべきものがなくなってしまう症状で、無気力や疲れやすさなどがあります。

私の体験談はこちらです。

認知機能障害

脳の高度な機能に障害が出ててしまう症状で、記憶力、集中力、判断力の低下などがあります。

私の体験談はこちらです。

統合失調症の治療

現代の医療では、統合失調症を根本的に治すことはできず、お薬を飲んで「症状をおさえる」対処療法が中心となります。

ただし、自然治癒力も無視してはならない大切な力であり、お薬以外のリハビリや休養、生活上の工夫も、統合失調症とうまく付き合っていくために必要な治療になります。

統合失調症の人数

人口の約1%、つまり100人にひとりがかかる病気です。例えば都会で電車に乗っていたら、全車両に1人は患者さんがいる計算になります。

統合失調症は、決してめずらしい病気ではありません。私たちには仲間が沢山います。ぜひ、同じ病気のお友達を作ってみてください。

統合失調症の予後(病気は良くなるのか)

統合失調症の回復の仕方には、個人差があるといえます。これは残念ながら、単純に頑張っただけ結果が出るなどと言うものではないということです。ですが同時に、まったく将来を悲観すべきものでもないということになります。

心の中に希望の芽を出した四葉のクローバー
統合失調症の病気は、現代では昔に比べて軽症化していると言われており、適切な治療を受けることにより、症状は少しずつ回復に向かっていきます。

健康な人やほかの患者さんと自分の状態を比べて焦ったり、病気をなんとか打ち負かそうと無理をしたくなることもあると思います。

統合失調症を抱えた人に必要なのは、自分の病気を受け入れ、病気の方に自分の人生を合わせていこうという柔軟性です。あせらず無理をせずゆったりとした生活を送ることです。発病前とは違ったペースややり方にはなるかもしれませんが、病気を持っていても、充実して喜びに満ちた人生を送ることは可能です。

病気のことは受け入れるけれど、自分の夢は決して忘れない。それが、慢性の病気である統合失調症に負けないために、必要な姿勢だと思います。

未来に向かって歩いていく様子

何よりも大切なのは、未来は良くなると希望を持って生きることです。